円頓寺商店街の歴史は？名古屋で古き良き下町を体験しよう

名古屋の中心地、名駅近くに位置する円頓寺商店街は、古き良き下町の雰囲気を今に伝える魅力的なスポットです。1612年に始まり、徳川家康の命により清洲から移転された寺社の門前町として栄えました。そのため、歴史の深さと文化の豊かさが感じられる場所です。この記事では、円頓寺商店街の魅力や歴史、おすすめスポットについて解説します。

円頓寺商店街を歩けば、昭和レトロな風景が広がり、昔ながらの商店が軒を連ねる様子に心が和みます。商店街には30店舗ほどが並び、老舗の店舗と新しいお店が共存しています。例えば、1932年創業の老舗喫茶店「なごのや」は、リニューアルされ観光客向けのゲストハウスも併設されています。レトロ感あふれる店内で楽しむコーヒーや名物のタマゴサンドは絶品です。

また、60年以上続く洋食店「はね海老」では、独特のスタイルで揚げるエビフライが有名です。エビを1.5尾使った贅沢な一品は、地元の人々だけでなく観光客にも愛されています。商店街にはこうした個性的な店舗が多く、新旧が入り交じる独特の雰囲気を楽しめます。

円頓寺商店街はイベントも豊富です。毎月第1土曜・日曜に開催される「円頓寺・四間道界隈着物日和」では、着物を着て訪れると特典が受けられます。また、毎週土曜日には「円頓寺商店街サタデーマーケット」が開かれ、新鮮な野菜や手作りのスイーツ、ハンドメイド作品などが並びます。夏には「円頓寺七夕まつり」、秋には「円頓寺秋のパリ祭」といった季節のイベントも開催され、多くの人々で賑わいます。

円頓寺商店街のもう一つの魅力は、その利便性です。名古屋駅から市営地下鉄桜通線で一駅の「国際センター」から徒歩約8分と、アクセスも抜群です。商店街周辺にはアパートやマンションも多く、一人暮らしや家族連れにとっても暮らしやすいエリアです。平日の日中は静かで落ち着いており、住環境としても魅力的です。

地域密着のスーパー「丸一ストアー円頓寺店」も商店街の近くにあり、日常の買い物にも便利です。1階には食料品、2階には衣料や生活用品が揃っており、イベントも定期的に開催されています。周辺にはコンビニも多く、生活に必要なものがすぐ手に入る点も魅力です。

個人的におすすめの店舗は、2021年3月にオープンしたパン屋さん「芒種」です。天然酵母と国産小麦を使用し、卵と乳製品を使わないこだわりのパンが並んでいます。もともと愛知県犬山市内にあった店舗が移転し、円頓寺商店街で新たなスタートを切りました。素材本来の味わいを楽しめるパンは、多くの人に愛されています。

さらに、円頓寺商店街の交差点には、戦国時代の英雄たち、織田信長、徳川家康、豊臣秀吉の「三英傑」のモニュメントがあります。これらの像は、写真撮影のスポットとしても人気です。

このように、円頓寺商店街は歴史、文化、グルメ、ショッピング、イベントなど、多彩な魅力が詰まったエリアです。名古屋に訪れる際には、ぜひ訪れて、その豊かな魅力を存分に楽しんでください。